【七福神】 -その2

2013年3月26日

昨日の続きとなる七福神をご紹介いたします!

◇布袋 宗教、福徳の神様!(見るからに福々しく、御利益はオールマイティー)

大きくせりだしたお腹を持ち、大きな袋を背負っている姿で絵画や詩文に描かれる布袋は、見るからに福々しい神様です。

元は9~10世紀頃の中国出身の僧で、日用品の全てを布の袋に入れて持ち歩いていた事から、布袋和尚の名前で呼ばれていました。
布袋和尚は、杖をついて市中に喜捨を求め、食物やその他のもらい物などを、一切袋に入れていたと伝えられていますが、一説には弥勒菩薩の化身だったとも言われています。

日本にこの奇僧の話が伝わったのは室町時代とされ、その円満な風貌と、いつも子供に取り囲まれている事が多くの人の話題となり、それが時代に布袋信仰につながっていったようです。

◇福禄寿 長寿、徳望の神様!(ご利益は人徳がつく)

福禄寿は中国の道教で祀る南極星の化身、すなわち南極老人の事である。
この姿は短身で、頭部と胴体部分の長さがほぼ等しく、人の寿命を延ばす事ができる聖人と言われます。

我が国においては、平安時代から福禄寿の信仰があったらしく、広く日本全体に普及され、
長寿や福徳の神とされ、信仰をする事によるご利益は人徳ができると言われています。


◇寿老人
 長寿の神様!(長生きを授かる)

寿老人は白髪で杖をつき、均整のとれた姿で鹿を従えた老人であるといわれています。
鹿は「ロク」と読み「禄」と音通する事により、延命長寿をつかさどる神といわれます。

しかし風貌が福禄寿に似ているので地方によっては寿老人が、福禄寿と同体異名であると言われます。
そのせいか、七福神として寿老人の代わりに吉祥天を加える事もあります。