被災地の子どもが笑顔になることを願って。(復興応援活動2016年)

2016年3月11日

3月11日、東日本大震災から5年目を迎えました。

時間の経過とともに、日常生活を取り戻している方達もいる一方で、
まだまだ復興への長い道のりが困難な状況で、必死に頑張っている方達もたくさんいらっしゃいます。

震災により被災された地域が、一日も早く復興し、
お住まいの皆様が本当の笑顔を取り戻されますことを心よりお祈り申し上げます。

ヒラオカ宝石では、地元企業と協力して、
5年目となる被災地復興 応援活動の取り組みを2月23日に開催しました。

今年で3年連続となる高知県土佐市立 戸波小学校の5、6年生児童 34名と先生達と一緒に、
岩手県陸前高田市立 気仙小学校の新入生を含む全校生徒 58名に進呈する「 シューピロー(靴まくら) 」を製作しました。

進呈する品のシューピロー(靴まくら)とは、
高知県名産の土佐和紙に、木材を綿のように加工した緩衝材「 木毛(もくめん) 」を詰め、
靴に入れて使用するアイテムで、

衣類の虫よけや芳香剤などに使げわれる樟脳(しょうのう)の原材料となるクスノキの木毛を、
土佐和紙で作成された袋に詰め、紙紐でサクランボのように2個一セットにつなぎ、

お守りとして、
「 元気 」や「 勇気 」「 勉強を頑張る 」などの意味のパワーストーンを組み合わせて作成し、
ひとつひとつに気仙小学校の児童宛のメッセージと一緒に、4月に送る予定です。

戸波小学校の児童達は同じデザインで、
このシューピローを2セット作成しました。

これは、気仙小学校の児童と同じものを自分達も使用することで、
遠く離れた被災地の児童のことをこれからも忘れない、という思いから、
戸波小学校の児童達にも使っていただいています。

登下校で児童の足を保護する通学靴用のシューピローを使用することで、
今現在も被災地で不安な気持ちで暮らす家族にとっての癒やしと共に、
子どもが無事に帰って来たことに対しての喜びと安心を実感してほしい意味も込められています。

今年はさらに、水引で作った「 叶い結び 」タグをしおりに添えました。

受け取った気仙小学校の児童やご家族が、実現したい目標や願い事を書けるよう、
そして、その願いをパワーストーンと叶い結びが、そっと後押しできるようにとの想いを込めました。

〈 大切な願いが叶いますように。そして、さらに幸せを感じることができますように・・・

今年で5年目となる被災地応援活動。

震災から5年の経過を迎えましたが、
「 復興が進んでおらず、足りていないものが多すぎる・・」と不安を感じている人が、まだまだ多い被災地。

震災後、岩手県陸前高田市を訪問した際に、
「子どもに笑顔が無いと町が元気にならない・・」というお話を伺いました。

被災された小学校の校長先生は、

「 つらい気持ちでいる子ども達が学校では元気に勉強したり、友達と遊んでいる。
 そんな子ども達のおかげで大人である教師も救われている。 」

と話されていました。

子どもが笑顔になれば、家族も明るくなる、
   明るい家庭が増えれば、町全体も元気になる。 』

そんな思いからスタートした応援活動を、
微力ながらも今後も継続していくと共に、
被災地の復興と一人でも多くの人の笑顔が戻りますことを心より願っています。

※2016年 参加協力企業様:

・株式会社モリサ 様
http://www.morisa.jp/

・有限会社戸田商行 様
http://www.toda-shoko.com/

・cocoro*kurumu 様
http://cocorokurumu.ocnk.net/