自然から滋養をいただく「半夏生」
本日 7月2日は、季節の目安「雑節」の1つであり、
夏至から11日後となる半夏生(はんげしょう)です。
半夏生の名前の由来にはいろいろありますが、
葉が化粧をしているよう半分白くなる半夏という薬草がこの時期に咲くから、という説があります。
半夏生は、梅雨明け間近の(地方によっては梅雨明け)の時期であり、
地域によって、暑さ克服や振る舞いの意味で、タコや鯖、うどんなどを食べる風習があります。
□タコ・・・この時期のタコは、タウリンや亜鉛が豊富に含まれ、疲労回復や夏バテ防止効果が期待できると共に、稲がタコの吸盤のようにしっかり根付くことを願掛けした。
□さば・・・農作業で疲れた人達栄養補給のため、丸焼きで食べるようになった。
□うどん・・その年に収穫された麦を使ってうどんを打ち、農作業を手伝ってくれた人達に振舞った。
農家にとって、半夏生は大事な節目の日であり、
半夏までには田植えを終えないと、収穫が減少するという「半夏半作」と言われており、
半夏生までに田植えを終わらせていました。
一説によると、
半夏生の日の天気で、稲作の豊凶を占っていたともいわれているそうです。
また古来、半夏生の日は、天から毒気が降ると言われた不吉な日でもあり、
天の毒気から身を守るために、昔は井戸にふたをしたり、この日に農作物を収穫しないなどの対策をして農作業を休んでいました。
体調を崩しやすい時期である半夏生の日。
食事で身体を整え、自然から滋養をいただいてはいかがでしょうか(^^)
パワーストーン ヒラオカ宝石
平岡伸昭